金型設計について

金型設計について、金型を製作するうえで最も重要な作業になります。
設計によって製品の品質・成形サイクル・金型寿命・コスト・製作加工時間など、大きく左右します。

金型の基礎

プラスチック射出成形用の金型には様々なパーツや機能、用途があります。
設計業務は各機能や役割について把握する必要があります。

ゲート

成形機から射出された樹脂はスプルー、ランナーを通り製品部に注入されます。
その製品に注入される流入口がゲートになります。ゲートの形状・種類は数種類あり、製品の形状や用途、樹脂材料、生産性などを考慮して、ゲート形状を選定します。

ゲートの基本的な種類として、ダイレクトゲート、サイドゲート、ジャンプゲート(オーバーラップゲート)、トンネルゲート(サブマリンゲート)、ピンゲート、フィルムゲートなどがあります。

ゲートの位置やサイズは、部品の形状、材料、成形プロセスによって異なります。射出成形のプロセスにおいて、適切なゲートの設計は、部品の品質や外観、成形プロセスの効率に大きな影響を与えます。

ランナー

ランナーとは、成形機のノズルから金型にから射出された樹脂をスプルーから成形品の入り口(ゲート)までをつなぐ流路のことです。
ランナーはコールドランナー方式とホットランナー方式に大別されます。